みんなが楽しく食べるために
みんなが楽しく食べるために
食育コラム はじめまして。 大阪、新町でちいさなカフェをしています。8さいの女の子と、11さいの男の子のママでもあります。お店をしながら気づいた「子どもと食べる」楽しみを綴っていけたらな。と思います。未熟な文章ですが、子どもが寝た後に、お茶でも飲みながら読んでください。
お店はオフィス街の裏通り、半地下にあります。お昼から夕方まで、ワンプレートの定食メニューと、コーヒーや手作りのお菓子を出しています。場所柄、半分以上のお客さんが近くの会社にお勤めの方。あとはお買い物ついでの若い女性。そして、近所に住んでいらっしゃる方。一人暮らしからファミリー、お年寄りまで様々です。ちいさい店なのに子どもさん連れの方も結構来てくださいます。毎月、家族で何度かいらっしゃる常連さんも何組か。小さなフォークで一生懸命食べてくれる様子を見ていると、ありがうって言いたくなります。子どもと外食する時、子どもも大人も満足できるご飯が食べられる店があればなあ。とずっと思ってきました。ファミリーレストランで騒がしい中味気ない食事をとるのでもなく、よそ行きのお店で周りのお客さんを気にしながら食べるのでもない、 そういうお店が。だからお店を始めて以来、自分の子どもにも食べさせたい料理を作る事と、子ども連れのお客さんが来られたら、できるだけ気兼ねなく過ごしていただけるように気を配る事を心がけてきました。だからわたしの気持ちが少しでも伝わっているのであればうれしい。
ところで、お店をしていると知らず知らず気になってしまうのが食事のマナー。お店を始めてから子どもと外で食事をする時は特に注意することが多くなりました。いただきます。から、ごちそうさま。まではちゃんと座って食事をすること。手を付けたものはきちんと最後まで食べること。お箸の持ち方以上にこんな当たり前のことが気になります。外での食事ならなおさら、不快な音を出さないこと。食べ散らかしたものはそのままにしないこと。思っているより周りのお客さんは見ているという事も、お店を始めて気がつきました。外でだけ大人しく、なんて子どもはしてくれないものです。大人になって恥ずかしい思いをしないようにしてあげないとな、と思います。
とはいえ、食事は、楽しくおいしくがいちばん。走り回っていても、笑顔で「ごちそうさま」って言ってくれると全部帳消しになっちゃうんですけど。