教育理念

鴻池学園幼稚園の教育

鴻池学園幼稚園は、 1952年に創立し2001年に50周年を迎えました。 創立以来、温かい保護者の皆様や優れた教師に恵まれて30,000人を 超える卒業生を送り出しました。

教育の目的

知性と情緒を豊かにする環境を整え、記憶に頼る教育から実践的、能動的教育を実施して、生涯を通じて発達する基礎能力を養うこと。幼児の心を大切にして、自発性に依存するところの創造性を育てる。均衡のとれた心身とともに、柔軟で強い意志を育てることを目標にしております。

教育の目標

みかけの教育ではなく、科学的に裏付けられた実践的教育理念を究明しながら、 理想と現実のはざまをできるだけ埋めて、日ごろから学究を怠らないこと。 常に幼児の視点に立って考え、教諭が単に教えるのではなく、幼児自ら考える操作的知能を活発に働かせること。 時代により変化するものと、しないものを見極め、可能性を含む幼児の未来を信じ、幼児教育の殿堂を造る。物の重なりの発見は絵画の平面的表現から立体的表現を可能にします。

教育の成果

平成17年6月27日、プラハでOMEP国際会議が開かれ、日本からは当学園と京都大学の田中真介助教授が参加いたしました。

その時、カリフォルニア州立大学付属教育大学の名誉教授 斎藤教授が、本学園のピアジェ教育とそれによる教育効果を発表されました。当学園のピアジェ教育を行っている幼稚園児が、保存性の発達が高い水準にあるという結果がでました。 質量の保存では、変化する粘土の形にどう子供が考察するかを観察します。 幼児期には保存性が未発達であり、それ故に前後の論理や(これをした結果こうなった) 物の関連性などが考察できないのです。

これらは数学やその他の学問の基礎となるもので、例えば、5は2と3に分解でき、1と4にも分解できるし 2と2と1にも分けられる。それを元に戻すと5になる。(5の保存性)ということにもつながり、幼児の発達には大変重要な意味を持ちます。 国語においても、「これがこうなり、そしてこうなる。」前後の接続詞の関連性や、推理、洞察力の基本となるものです。

このような、学問の基礎は小学校に入ってから、急に芽生えるのではなく、徐々に発達していくものです。粘土遊びでの幼児の視点での考察や、日々のお片づけの工夫、色別で片づけてみたり、大きさ別で片づけてみたりと様々な課程を通して思考の基礎となる保存の概念を収得していきます。 暗記型の教育では1から100の数を数えられても、5の数の分解や合成が出来ないという中身のない教育に陥りがちですが、ピアジェ教育とは子供の自主性を重んじ、暗記型の教育ではなく、粘土の操作の中や、日常の様々な操作から学び観察することを意味しています。